へっぽこナースの気まぐれ日記

猫好き看護師の日々の出来事や思いを綴っていきます

へっぽこナース日記 Vol.39 植松努さんのTEDでの講演を聞いて

おはようございます。

今日は休みなので娘が起きるまでの間にブログを書こうと思います。

 

今朝は久しぶりに植松努さん(株式会社植松電機の社長)のTEDでの講演動画を見ていました。

TEDとはTechnology Entertainment Designの略で、世界中の著名人によるさまざまな講演会を開催・配信している非営利団体です。

講演のタイトルは「思うは招く だったらこうしてみたら?で夢はかなう」です。
植松さんは北海道でリサイクル用マグネットやロケットを作る会社を経営されています。
 
以下自分が気に入った部分の内容の要約です。
思ったらそうなるという話
植松さんの祖母は北海道の樺太自動車屋をやっていた
お金を貯めて豊かに暮らしていたが、1945年旧ソビエト軍に侵略され、お金は紙くずに変わった
祖母の言葉「お金は値打ちが変わってしまう。だから、お金があったら本を買いなさい。本を読みなさい。それは誰にも盗られないし新しいものを生み出すんだよ」と教えてくれた。それで植松さんは本が大好きな子になった
 
そして植松さんは色んな素晴らしい本に出会い、祖父が好きだったということもあり、夢は飛行機やロケット関連の仕事をすることになった
自分なりに一生懸命勉強した。しかし、中学校の先生はそれを否定するような言葉を投げつける。「夢みたいなこと言ってないでテスト勉強しなさい」と。「お前なんかにできるわけがない」と
 
そこで植松さんは夢って何だろう?と考えた。できるかできないかはいったい誰が決めるんだろう?やってみなきゃわからないのに、やったこともない人が決めるのは変だと思った。植松さんは思った「今できないことを追いかけるのが夢なんじゃないの?」と
 
お金が必要な夢やお金がないと実現できない夢=誰かがしてくれるサービス
自分ができないとしてもらうしかない=お金がかかる
自分ができるとしてあげられる=仕事になる(お金になる)
できることがあればあるほどそれはしてあげられるから仕事になる
人間が生きていくうえで大事なことは”できなかったことができるようになること”かもしれない
 
「意味なくね?」「何それ自慢」と先生からも親からも友達からも否定された
そんな植松さんを助けてくれたのは本の中の過去の人物たちだった。ライト兄弟エジソンなど
自分の好きなことをもっと好きになり、伸ばしていった
植松さんは紙切りが得意だった。それがどんどん発展していってリサイクルのマグネットを作れるようになった
 
小学校の時、先生から「お前なんかにできるわけない」「どーせ無理」と言われた。これらは人の自信と可能性を奪う言葉
でもとっても簡単な言葉。これを唱えると何もしなくて済んでしまう。とってもらくちんになれる恐ろしい言葉
こういう言葉を投げかけられた子どもたちは自信をなくしてしまう
しかし生きていくためには自信が必要
自信を無くした人は、お金で自信を買う、自慢をする、人を見下す、努力の邪魔をする、他の人の自信を奪う行動をとる人もいる
 
「どーせできるわけがない」と言葉を投げかける人はやったことがない人
「どーせ無理」と言われることで子どもは何をしていいかわからなくなる
植松さんは「どーせ無理」をなくせばいじめ、暴力、戦争、児童虐待がなくなるかもしれないと考えている
 
自分一人ではできないと思っていたことが、ある人との出会い、二人の力を合わせることで活路を見出せた。人の出会いには意味があると感じた
人は足りないからこそ助け合えるもの
足りないことをバカにしてはいけない、恥ずかしいと思う必要もない
自分は何をやっても中途半端だと思う必要はない。中途半端はなにもしない、なにもできないより全然いい
自分を責める必要はなく、一生懸命自分ができることをすること
 
「どーせ無理」ではなく、「だったらこうしてみたら?」に変える
 
これからの世界をよくするためには、やったことがないことをやりたがる人、あきらめない人、工夫する人が増えたらいい
 
自信を取り戻すためには、やったことがないことをやってみること。それだけで小さな自信が生まれる
 
まずいと思ったら逃げるのもあり
 真面目で優しくて責任感のある人ばかりが死んでしまう。死なないでほしい
その時、失敗した自分、逃げた自分、あきらめた自分を責めないで。へこまないで
”苦しい、つらい、申し訳ない、悔しい、悲しい、恥ずかしい”という思いで頭の中がぐるんぐるんしてしまう時もあるだろう。その時は「ただいま成長中!」と思う、言ってみるといい。そうすると一皮むける
 
失敗とはより良くなるためのデータにすぎない
私たちは世界を救うために生まれてきた 
世界を救うためには一人ひとりが「自分なんて」と思わなくなること
できない理由を探すのではなく、できる理由を考えること
 
母は「思うは招く」と教えてくれた
思い続けるとできるようになる 思い続けるって大事
 
だったらこうしてみたらで夢はかなう!
自分の夢を誰かに話した時に「いやそれは無理だ」というのではなく「だったこうしてみたら?〇〇〇」と言ってあげる
                                  ここまで
 
自分に響いた部分を抜粋してまとめてみました。
「どーせ無理」と言わずに「だったら〇〇してみたら?」に変えるという部分はもちろん最も大事な部分ですが、僕が一番好きなところは始めの植松さんの祖母の話です。
 
「お金は値打ちが変わってしまう。だから、お金があったら本を買いなさい。本を読みなさい。それは誰にも盗られないし新しいものを生み出すんだよ」
 
この部分がとても気に入っています。僕は小さい頃はほとんど本を読まない子だったので、大人になってもっと小さい頃から本をたくさん読んでいたら人生また違っていただろうなと感じます。それがいいか悪いかは別として、選択肢がもっと増えただろうなと思ったりします。
 
本を読まないとダメというつもりはないですが、”本を読むことによって得た知識は誰にも盗られないし、新しいものを生み出すことにつながる”という植松さんの祖母の言葉は心に刺さります。
 
①本を読むこと、②人の話を聞くこと、③プラスの言葉を使うこと、④自分がなりたい姿を思い続けることの大切さをこの植松さんの講演を聞いて再確認しました。
 
これらを日々の生活で意識して実践していきます。
 
【実践すること】
・①に関しては1日の中で本を読む時間を毎日少しずつでも確保していく→朝こどもが 起きる前の時間
・④に関しては手帳や紙に書き出し、それを毎日見るようにする
・子どもに否定的な言葉をかけそうになった時、肯定的な言葉に置き換えて伝える